窯の繁栄などを祈った秋の例祭

窯の繁栄などを祈った秋の例祭

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窯の繁栄と安全祈る 越中瀬戸焼、「かなくれ会」が例祭

北日本新聞(2022年10月14日)

 立山町の伝統工芸品、越中瀬戸焼の作家らでつくる「かなくれ会」が13日、同町上末の埴安(はにやす)社で例祭を行い、火と土の神に窯の繁栄や安全を祈った。

 越中瀬戸焼は加賀藩の前田家が尾張・瀬戸から陶工を招いたのが始まりとされ、430年以上の歴史がある。窯元などが設けた埴安社は陶(すえ)公園にあり、かなくれ会のメンバーが年3回の草刈りと秋の例祭を行っている。

 各窯元や工房などで活動する会員7人のうち6人が参列。越中立山多賀宮の佐伯勉宮司が神事を行い、一人ずつ玉串をささげた。

 23日は越中瀬戸焼の魅力を発信する陶農館(瀬戸新)で登り窯の窯焚(た)きがあり、自由に見学できる。

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