第１８回魚津産業フェア「○○（まるまる）魚津」が１５日、魚津市のありそドームで始まった。市内を中心に約１１０の企業が自慢の技術やサービス、食を紹介しており、大勢の来場者でにぎわった。１６日まで。

　市内の商工業や農林水産業を知ってもらおうと、市と魚津商工会議所が３年ぶりに開催した。

　ゲーム産業の人材育成を進める市の「つくるＵＯＺＵプロジェクト」がオリジナルゲームの体験ブースを設けたほか、「魚津しんきろうポーク」など地元食材を使ったグルメの店が並んだ。親子が市内事業所を巡る産業観光ツアーや職人の仕事を学ぶ体験もあった。

　恒例のカニ販売や焼きサンマの無償提供もあり、多くの人が長い列をつくった。焼きサンマは２日間で計８００匹を提供する。県鮭鱒漁業協同組合の魚住幸紀さん（４８）は「脂がのって形も大きくなっている。地元の漁業者がサンマを取っていることを知ってほしい」と話した。

　１６日は午前１０時～午後４時。午後１時半からは鋳物メーカーの能作（高岡市）の能作克治社長による講演会を開く。入場無料。「○○魚津」は北日本新聞社共催。