新潟県湯沢町三国の苗場スキー場周辺の山々では、紅葉が見頃を迎えている。シーズンに合わせて運行している「苗場ドラゴンドラ」から見える景色は赤く色づき、訪れた人たちの目を楽しませている。
同スキー場とかぐらスキー場をつなぐドラゴンドラは全長5481メートルで、片道約25分かけて移動する。アップダウンを繰り返して山々の間を進み、手が届くような近さで紅葉を心ゆくままに楽しめる。
21日は中腹部のカラマツが黄色く色づき、モミジは赤く染まり始めていた。近くに見える二居(ふたい)湖は紅葉に囲まれ、湖面はエメラルドグリーンに輝いていた。
ゴンドラを運行する苗場プリンスホテルによると、山頂駅では少しずつ落葉が始まり、これから山々はさらに赤く色づくという。
埼玉県狭山市の男性会社員(56)は「初めてのドラゴンドラは高低差がアトラクションのように感じた。紅葉は色づき始めてきれいだった」と話した。
ドラゴンドラは往復で中学生以上3500円、小学生2千円。11月6日まで運行する。