特別公開されたオブジェを間近に鑑賞する来館者=金沢市の国立工芸館

特別公開されたオブジェを間近に鑑賞する来館者=金沢市の国立工芸館

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工芸館のシンボル、間近で 金沢移転2周年 オブジェ特別公開

北國新聞(2022年10月26日)

 金沢市の国立工芸館が東京から移転して2周年を迎えた開館記念日の25日、陶器の大型オブジェが特別公開された。参加者は普段非公開のエントランス中庭に入り、工芸館のシンボルである作品を間近に鑑賞した。

 オブジェは高さ約3メートルで、上部は空の青を表す濃紺、胴部は恵みの雨を思わせるストライプで装飾されている。色は金沢をイメージして選ばれ、世界的陶芸家の金子潤氏が手掛けた。

 この日は小松市の芦城・向本折地区社会福祉協議会の土中伊佐男会長ら14人が団体鑑賞に訪れた。雨が降ったり、雲間から光が差したりする変化に富む北陸の気候を映したオブジェを眺め、記念撮影や前庭の紅葉との対比を楽しんだ。同館では美術などのジャンルを超えた作品を紹介する「ジャンルレス工芸展」が12月4日まで開かれている。

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