駒ケ根市の光前寺で28日夜、境内の紅葉を照らすライトアップが始まった。周辺の旅館などでつくる実行委員会が宿泊客が夜も楽しめるようにと始め、4回目。色づき始めた紅葉を照明が幻想的に浮かび上がらせている。
本堂に続く参道沿いなどに小さなランタンを日によって100~150個並べる。投光器も15個用意。カエデや本堂、「苔(こけ)の古道」を照らし、境内の県宝「三重塔」は池の水面にも映り込む。紅葉はまだ色づき始めで、11月中旬までが見頃という。
28~30日、11月3~6日、同11~13日の午後5時半~9時に点灯する。中山茂房実行委員長(57)は「昼の境内と違った雰囲気を楽しんでほしい」と話している。