射水市新湊地域の内川周辺の公共空間を活用したイベント「かわべの開放WEEK」が14日始まった。20日までの期間中、川沿いや店舗の軒先、橋の上などを開放してマルシェや音楽ライブなどの催しを開き、居心地が良く歩きたくなるまちの雰囲気を創出する。
市や射水商工会議所青年部、民間事業者などでつくる団体が、公共空間を生かした社会実験として企画した。内川周辺の事業者や市民グループなど14団体が参加した。
初日はデザイン会社「ワールドリー・デザイン」(放生津町)が、川沿いの道路や会社の作業スペースを使ってポップアップショップを開催。県産蜂蜜や内川をデザインした雑貨などを販売する五つのブースを設け、来場者がお目当ての商品を買い求めた。ショップは15日も開く。
中新橋周辺では17~20日、飲食店や菓子店などがテイクアウトグルメを販売する。橋上にテラス席を設けて景色や食事を楽しんでもらう。19、20日は川沿いでの音楽ライブやマルシェなどがある。
期間中は来場者にアンケートを取り、2023年度に策定するまちづくりの指針「未来ビジョン」の参考にする。担当者は「さまざまな場所を活用して内川周辺の魅力を探りたい」と話した。