柏陽鋼機が個人向けに開発したまき置き台などのキャンプ用品

柏陽鋼機が個人向けに開発したまき置き台などのキャンプ用品

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鉄製品、あなた好みに作ります! 柏陽鋼機・柏崎

新潟日報(2022年11月22日)

 鋼材卸製造の柏陽(はくよう)鋼機(新潟県柏崎市)が、個人向けのオリジナル鉄製品製造のプロジェクトに取り組んでいる。初めての一般消費者向け製品としてキャンプ用品などを手がけ、今秋から営業活動を本格化させている。本業の企業向け取引は、新型コロナウイルス禍で大きく落ち込んだ。今後はオーダーメードによる受注生産を中心に、個人向け製品も新たな事業に育てていく考えだ。

 同社は各種工事向けの金属素材や部品を加工・販売している。建設業界が主な販路だが、ウイルス禍で全国的に工事が止まった影響が直撃。2019年6月期に40億円あった売上高は20年6月期に33億円、21年6月期には30億円と大幅に減少した。

 挽回を目指し、20年春から事業化を進めるのが個人向け製品だ。レーザー切断や溶接などの金属加工技術を生かそうと、社員有志が発案。ゼロから生み出すという意味を込めて「0-1(ゼロワン)プロジェクト」と名付けた。

 全国には同様の金属製品製造ビジネスがあり、同社は差別化のためオーダーメードによる製造に特化。企業向け取引で培ったサイズや形状などの要望に細かく対応できる高い技術を活用し、顧客の好みのデザインを実現している。

 口コミなどで徐々に知られるようになり、これまでに自転車スタンドやエアコン室外機のカバーなどの家庭用品を手がけてきた。交流サイト(SNS)を通じて県外からも注文が寄せられているという。

 そこで今秋から本格的なマーケティング活動を開始。9月にクラフト製品の展示会に参加し、12月にも上越市のイベントへの出展を予定している。

 これまで多くの注文があり、ウイルス禍で人気が高まっているキャンプ用品を主なジャンルと想定。耐熱性など鉄の特性が生かせるとみている。

 コーヒードリッパーが2200円、まき置き台が5500円、収納ボックス用鉄板はサイズにより2200円からと価格帯を設定。チラシを作成し、さらなる販促をかける。

 ウイルス禍が比較的落ち着いたこともあり、22年6月期の売上高は36億円まで改善。本業の回復にゼロワンプロジェクトを加え、27年6月期には40億円まで伸ばす方針だ。24年には新工場建設も予定している。

 佐藤二三昭(ふみあき)社長は「鉄は地味な素材だが、普段の生活でも使ってもらえるきっかけにしたい。お客さんからも、今後いろいろな用途を提案してもらえればありがたい」と話している。

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リンク
柏陽鋼機株式会社 | 鉄は面白い! https://www.hakuyo21.co.jp/
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