本格的なスノーレジャーの時季到来を控え、新潟県妙高市の新赤倉観光協会は1日、同市田切の赤倉観光リゾートスキー場で安全祈願祭を行った。訪日観光客の個人旅行解禁や円安傾向を追い風に今季は入り込み客数の増加が期待される。関係者約50人がゲレンデのにぎわいとシーズン中の無事故を祈った。
昨季の同スキー場の入り込みは約7万人と新型コロナウイルス感染禍前の約12万人を大きく下回った。協会副会長でスキー場を運営する赤倉観光リゾート&スパの後藤幸泰支配人は感染禍で落ち込んだ訪日客の回復に期待し「少しでもにぎやかなスキー場にして10万人を狙いたい」と語った。
また、同市赤倉の三社権現でも赤倉温泉観光協会の安全祈願祭があり約20人が出席した。協会の中嶋正文会長は「今年の訪日客の予約は感染禍前の8割程度まで戻っている印象。安全にパウダースノーを楽しめるように感染対策をしたい」と話した。
妙高市内のスキー場は10日に赤倉温泉、16日にロッテアライリゾート、17日は赤倉観光リゾート、池の平温泉アルペンブリック、妙高杉ノ原、休暇村妙高ルンルン、斑尾高原がそれぞれオープンする予定。関温泉スキー場は中旬を見込む。