クリスマスムードが高まる中、新潟県長岡市の寺泊水族博物館に、サンタクロースの姿をしたダイバーが3年ぶりに登場した。おなじみの赤い衣装に身を包んだ女性サンタダイバーが、水槽を泳ぐ魚たちに餌をプレゼントする様子を楽しめる。
サンタダイバーの餌付けは、10年以上続く冬の恒例イベント。2020、21年は新型コロナウイルスの影響で中止したが、ギンガメアジやマルコバンなどの回遊魚がいる水槽内にツリーを飾って復活した。
餌付けの時間になると、スカートタイプのサンタの格好をした女性ダイバーが、笑顔で手を振りながら登場。餌のサバやホッケの切り身が入った容器を取り出すと、魚たちがダイバーを取り囲み、水中が一気ににぎやかになった。
観光事業の視察で訪れた新潟市西蒲区職員の女性(41)は「こんなに近くで餌付けを見たことがなくて面白かった。女性のサンタさんがすごくかわいかった」と話した。
餌付けは午前と午後各2回で、25日まで。午前10時15分と午後1時半の両回は、サメの餌付けも行う。