新潟県加茂市宮寄上の加茂七谷温泉美人の湯で、市内の屛風(びょうぶ)店が組み木で作った来年の干支(えと)のウサギの飾りが販売され、人気を集めている。
飾りは、同市秋房の「菅家(かんけ)屏風店」店主の菅家稔さん(71)が手作りしている。
メインの飾りは、丸いお月さまをバックに親子のウサギが仲良さそうに寄り添う、ほのぼのとした姿の置物で、桐と杉製が2千円、ヒバ製が2500円。「来年はウサギのように穏やかで飛躍の年になってほしい。親子仲良く絆を深めてほしいという願いを込めた」と菅家さんは語る。
同店は、毎年末に翌年の干支をかたどった飾りを制作し、美人の湯で販売するのが恒例になっている。十二支をそろえるために、毎年買い求めるファンも多いという。
他に、三日月と跳ねるウサギなどを組み合わせた飾り(1800円)や、十二支の動物などをすべて入れた十二支段飾り(2万2千円)も販売している。菅家屏風店でも購入できる。
問い合わせは美人の湯、0256(41)4122。