大しめ縄を取り付ける氏子=白山市の白山比咩神社

大しめ縄を取り付ける氏子=白山市の白山比咩神社

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大しめ縄を取り換え 白山比咩神社

北國新聞(2022年12月30日)

 白山市の白山比咩神社で29日、拝殿前の大しめ縄が取り換えられ、氏子青年会と同会のOBでつくる「あしめる会」の約20人が真新しい縄を取り付け、新年を迎える準備を整えた。

 大しめ縄は長さ8メートル、胴回り最大2メートル、重さ300キロで、氏子青年会とあしめる会の会員が10月から製作を進めてきた。会員は「わっしょいわっしょい」と威勢のいい掛け声を響かせながら、大しめ縄を担いで境内に運び込み、参拝者の見守る中、古い縄を外して、新しい大しめ縄をロープでつり上げて取り付けた。

 30年以上にわたってしめ縄製作に携わる高畠博信さん(75)によると、真ん中の部分が太いしめ縄は霊峰白山をイメージしているという。高畠さんは「今年はわらが青々として見栄えよくできた。参拝する皆さんに気持ちよく新年を迎えてもらいたい」と話した。

 この日は煤払祭(すすはらいさい)も行われ、村山和臣宮司が祝詞を奏上し、舞女が神楽「鈴扇の舞」を奉納した。白山比咩神社では「二重(にじゅう)の苦(く)をはらう」として、毎年29日に神事を行い、大掃除を行っている。

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