今年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだ海の生き物「ウミウサギ」が新潟県の長岡市寺泊水族博物館で展示されている。黒い膜に身を包んだ貝で、訪れた人の関心を集めている。
同館は毎年この時期、干支にちなんだ海の生き物を展示している。ウミウサギはウミウサギガイ科の貝で、暖かい海が生息域。白い貝殻が白いウサギを思わせることから名付けられた。美しい見た目から、アクセサリーに使われることもあるという。
ただ通常は黒い膜に覆われており、星をちりばめたような白い点がある。水族館では入り口近くに10センチほどの生体を2匹、白い貝殻を三つ展示している。
水槽を眺めていた柏崎市の6歳の女の子は「プニプニしてそう。名前がかわいい」と笑顔で話した。
展示は2月末まで。入館料は一般が700円で、2月末までは中学生以下無料。問い合わせは寺泊水族博物館、0258(75)4936。