10社の28アイテムを取り扱う「燕カトラリー公式ECサイト」のトップ画面より

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燕産カトラリー逸品そろい踏み、10社共同ECサイト

新潟日報(2023年1月19日)

 新潟県燕市内の金属洋食器製造業者と関係団体が連携し、各社が厳選した商品を集めた電子商取引(EC)サイトを立ち上げた。10社が28アイテムを出品し、メーカー名や予算別に品物を探せる。各社も独自にECサイトを設けるが「いろいろな燕産カトラリー(金属洋食器)を一度に見比べて選びたい」という消費者の声に応え、地場産業界を挙げて公式サイトをつくった。

 市産カトラリーのPRやブランド構築に取り組む、つばめカトラリープロジェクト実行委員会(事務局・県央ランドマーク)と、市内メーカー各社が加入する日本金属洋食器工業組合が共同で開設。県の「消費喚起・需要拡大プロジェクト」の補助金を活用した。メーカーの垣根を越えたサイト運営により、業界全体の活性化を目指す。

 サイトには、洋食器製造の先駆けとなった燕物産や「ラッキーウッド」のブランド名で知られる小林工業、ノーベル賞授賞式の晩さん会で使われているカトラリーを製造した山崎金属工業など、名だたる企業の製品が並ぶ。口抜けの良さにこだわったスプーンや軽量化を追求したセットなど、売れ筋商品や個性が光る品をピックアップした。

 家族形態の変化を踏まえ、2〜3本単位のセット商品を多くそろえたのも特徴。価格帯は6千〜2万円台で、贈答品や自分へのご褒美として需要の取り込みを狙う。長く愛用してもらえるよう、研磨などアフターケアにも力を入れる。

 掲載企業・製品は増やしていく計画だ。カトラリープロジェクト実行委の相場基子事務局長(38)は「シンプルで見やすいサイトにした。食卓を豊かに彩る特別な品をチェックしてほしい」と話した。

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