城下町の風情や魅力をアピールしようと、新潟県村上市のJR村上駅前に設置されている歓迎塔がリニューアルした。特産の塩引き鮭(さけ)がつるされ、お色直しした姿で地域の玄関口を訪れる人たちを出迎えている。
歓迎塔は高さ8メートル。村上市観光協会が市民の要望を受け、2006年に建てた。これまで、同協会が塗り直しやこけ掃除などをしてきたが、外観が色あせたり、部材が腐食したりするなどしたため、昨年末、初めて大規模修繕した。費用は56万円。
杉板を重ねた下見板で町屋の雰囲気を演出。下部には、村上大祭で使われるおしゃぎり屋台の車輪が飾られ、夜にはライトアップされる。村上の初冬の風物詩「鮭塩引き街道」で使われていた鮭も今夏まで展示する。
市観光協会は「町屋や村上大祭、鮭と村上らしさが詰まったモニュメント。きれいな姿で皆さまを迎えられる」とPRしている。