手延べの強いコシが特徴の砺波市の特産品「大門(おおかど)そうめん」作りが最盛期を迎え、生産農家の加工場に絹糸のカーテンのような光景が広がっている。
同市大門の中嶋正男さん(74)方では1月25日も、中嶋さんと妻の幸子さん(71)や近くの主婦ら計6人が手際良く乾燥や包装に精を出した。そうめんをはさに掛けて約2メートルまで延ばし、天井のファンで風を当てるとゆらゆらと揺れた。
中嶋さんは「さらに寒くなると、今まで以上においしいそうめんができる」と話す。10軒の農家が手掛け、3月末まで生産が続く。