発売された「よしもとカレー とおかまち妻有ポーク編」=2月1日、十日町市本町6の道の駅クロステン

発売された「よしもとカレー とおかまち妻有ポーク編」=2月1日、十日町市本町6の道の駅クロステン

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「よしもとカレー」に新顔、妻有ポークが華麗に変身

新潟日報(2023年2月6日)

 吉本興業東京本部の社員食堂で人気の「よしもとカレー」をベースにしたご当地レトルトカレーに、新潟県の十日町市と津南町の銘柄豚・妻有ポークを使った「とおかまち妻有ポーク編」が1日加わり、十日町市本町6の道の駅クロステンなどで発売された。全国の食材とコラボした第3弾となる。地元関係者は、妻有ポークのおいしさを広めたいと意気込み、年間5千箱の販売を目指す。

 よしもとカレーは2021年に初めてレトルトで限定販売された。大阪の「泉州たまねぎ」を使い、スパイシーかつ、こくとまろやかさがあるという。

 このカレーをベースに、吉本興業が取り組む地域創生の一環として全国の食材とのコラボ商品を開発。これまでに鹿児島県出水市の「赤鶏さつま」を使用した「いずみ赤鶏さつま編」、岡山県津山市の「牛そずり肉」を使用した「つやま牛そずり肉編スープカレー」を発売した。

 妻有ポーク編のレシピは社員食堂のシェフが考案した。妻有ポークは甘みのある脂身が特長。煮込むほどに柔らかくなり、うま味が増す部位を使った。クロステンを運営する十日町地域地場産業振興センターの営業企画開発課課長で、企画に携わった庭野方資(まさただ)さん(52)は「(商品の表記は)中辛だが、脂の甘さが引き立っている」と語る。

 妻有ポークは十日町市木落の食肉加工販売などの「ファームランド・木落」が納入する。妻有ポークを専門に扱っており、総務部長の羽鳥和樹さん(31)は「生産者こだわりの豚肉なので自信を持って提供できる。カレーを通じて妻有ポークの名とおいしさを広めたい」と期待する。

 カレー開発のきっかけは12年前、吉本興業が主催する映画祭の企画で、「十日町市ロケ応援団」の協力を得て短編作品を製作したことにさかのぼる。その後も庭野さんら応援団との交流が続く中で、社員や芸人らに妻有ポークのうまさが広がり、昨年4月から商品化を進めてきた。

 開発に関わった、よしもとエリアアクション(東京)の坂本直彦さん(48)は「コラボ商品はまだ世の中に知れわたっていない地域の逸品を発信するのが目的」とし、「応援団の人たちとのつながりでできたストーリーあるカレー。多くの人に味わってほしい」と話している。

 1箱550円(税抜き)。クロステンとファームランド木落のほか、東京、大阪のよしもとエンタメショップなどで販売。問い合わせは十日町地域地場産業振興センターの庭野さん、025(757)2323。

詳細情報

リンク
道の駅 クロステン十日町 https://cross10.or.jp/
ファームランド・木落 | 新潟越後妻有の銘柄豚「妻有ポーク」 https://www.farmland-kiotoshi.com/
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