旧内山家に設置されている絵障子=福井県大野市城町

旧内山家に設置されている絵障子=福井県大野市城町

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一足早く絵障子に"春" 大野市の武家屋敷旧内山家、3月26日まで

福井新聞(2023年2月6日)

 福井県大野市の武家屋敷旧内山家の一室に、春を連想させる絵障子が設けられている。今年の干支(えと)にちなみ、ウサギが湖でカヤックを楽しんだり、化石発掘したりする様子が描かれ、一足早い春を演出している。3月26日まで。

 市内への観光客が減る冬季に、春らしい場を設けようと市が昨年度に続き設置。旧内山家の離れのふすま8枚を、昨年度制作した4枚と本年度新たに作った4枚に入れ替えた。

 絵障子は「春が待ち遠しくなる部屋」をテーマに、福井市のイラストレーター高嶋由衣さんが手がけた。新たに作った4枚は桜吹雪が舞う春らしい雰囲気で、旧内山家の瓦やくぎ隠しのモチーフになっているウサギをちりばめている。JR越美北線や九頭竜湖に架かる箱ケ瀬橋(通称・夢のかけはし)のほか、ウサギが九頭竜湖でカヤックをしたり、化石発掘やバーベキューを楽しんだりしている。

 昨年度の絵障子は、荒島岳やウグイスなど大野市を象徴するイラストがデザインされ、ウサギが楽しそうに遊ぶ様子が描かれている。市の担当者は「写真撮影や春らしい部屋の雰囲気を楽しんでもらえれば」と話している。
入場料は高校生以上300円。中学生以下は無料。

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