八ケ岳連峰の登山口の一つ、美濃戸口(茅野市)にある赤岳山荘が作った人工氷壁が、春めいた今もアイスクライミングを楽しむ人でにぎわっている。4日も都内などから日帰りで訪れた人たちがさまざまコースに挑戦していた。
昨年12月ごろから川の水を木々にかけて凍らせ、高さ10メートルほどの氷壁にした。使用料は同山荘宿泊者は無料で、それ以外は1日2千円。ガイド同伴で使用する。4日、山仲間と3人で訪れた都内の会社員鶴本茜さん(46)は「車から降りてすぐ登れるのが魅力。登る難易度も変えられるので面白い」と喜んでいた。
同山荘の舩江(ふなえ)将大さん(31)は「ここで練習して天然の氷に挑戦する人もいる。3月末までは楽しんでもらえそう」と話している。