直江津駅前にあるホテルハイマート(新潟県上越市中央1)のロングセラー商品「とりめし」が、JR東日本主催のコンテスト「駅弁味の陣」で甲信越地区の最高賞「エリア賞」を獲得した。
駅弁の老舗ハイマートが受賞するのは5年連続7回目。12年に「鱈めし」、19年に「さけめし」でコンテスト最高賞の「駅弁大将軍」を獲得している。
発売から30年以上がたつとりめしは、甘辛く煮た鶏の胸肉やそぼろを県産米に載せたシンプルな弁当。「定番商品の力を試したい」(山崎敬一社長)と出品した。
本年度のコンテストにはJR東管内の58商品が参加。購入者による投票で、とりめしは甲信越の7商品中、味や盛り付けなどで最高の評価を得た。
1日に表彰式があり、JR東新潟支社の水田博之事業部長から賞状を受け取った山崎社長は「想像以上に親しんでもらっていると感じた。今後も伝統の味を守っていきたい」と喜んだ。
1100円。前日までに予約し、ハイマートか上越妙高駅で購入できる。問い合わせは、ハイマート025(543)3151。
コンテストではこのほか、神尾商事(新潟市秋葉区)の「上越新幹線開業40周年記念弁当」と、新潟三新軒(同中央区)の「鮭はらこうにのせ弁当」がそれぞれ特別賞などを受賞した。