画像処理ソフトを駆使した作品が並ぶアウトサイダー写真展=福井県敦賀市本町2丁目の画廊喫茶「未完成」

画像処理ソフトを駆使した作品が並ぶアウトサイダー写真展=福井県敦賀市本町2丁目の画廊喫茶「未完成」

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画像処理ソフトで仮想現実世界表現 敦賀で作品展

福井新聞(2023年3月15日)

 パソコンの画像処理ソフトを駆使し、仮想現実の世界を表現した「アウトサイダー写真展」(福井新聞社後援)が福井県敦賀市本町2丁目の画廊喫茶「未完成」で開かれている。31日まで。

 福井市の写真愛好家、小林章二さんが10点を出品。作品「紅葉散策」は京都の寺が舞台で、画面いっぱいに紅葉がうずまく中、十二単(ひとえ)をまとった平安時代の高貴な女性を配置し幻想的な雰囲気を作り出した。「飛翔(ひしょう)」は激しい鳴門の渦潮の上空で懸命に羽ばたく黒い鳥を貼り付け、迫力のある構図に仕上げた。

 グラスやリンゴ、女性の手をバランス良く配し、ストーリー性を持たせた「眠れぬ夜」、屋内のテーブルにたたずむ白い猫を絵画調に加工した「お留守番」など個性的な作品もあった。小林さんは2015年頃から画像処理に熱中し「写真と絵画の境目がなくなってきており、デジタルで表現の場が広がった」と話している。

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