阿賀野市産のトマトと枝豆の規格外品などを使った新商品を紹介する坂井文駅長(左)ら=阿賀野市窪川原

阿賀野市産のトマトと枝豆の規格外品などを使った新商品を紹介する坂井文駅長(左)ら=阿賀野市窪川原

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枝豆とトマトが変身、規格外でも味はヨシ!道の駅あがの

新潟日報(2023年3月15日)

 新潟県阿賀野市の道の駅あがのが、同市産の枝豆とトマトを使ったスイーツなどの新商品の販売を始めた。いずれも味はいいものの、傷や割れなどのために規格外品や廃棄になるB・C品を活用。消費者に地場産野菜のおいしさを知ってもらいながら、農家の所得向上につなげる狙いだ。第1号として枝豆の風味豊かな「笹神ずんだ餅」をデビューさせ、その後もトマト素材のニューフェースを繰り出している。

 商品開発を手がけているのは道の駅を運営する株式会社あがの。販売しているのは、笹神ずんだ餅、トマト素材のソースとマフィンの計3商品。3月下旬以降の発売に向け、4品目となる「あがの枝豆サブレ」の試作にも取り組んでいる。

 いずれも幅広い世代に食べてもらえるよう、シンプルな材料だけで作り、素材の味を生かしている。

 枝豆はJA新潟かがやきが力を入れるブランド枝豆「えんだま」、トマトは市が生産に取り組む「うららトマト」を含み、いずれも笹神地区など市内産。市によると枝豆は廃棄が多く、規格外のB品が2割、廃棄となるC品が3割に上る。トマトもB・C品が計15%程度出るという。A品は道の駅の直売所で販売し、B・C品は道の駅で買い取って加工に使う。

 坂井文(あや)駅長(35)は「売り物にならなくても、完熟トマトはより甘みが強いなど、味はいい。B・C品も買い取ることで、生産者に安心して野菜を作ってもらえる」と話す。

 ずんだ餅は2月下旬に市場デビュー。市内産のやわらかな餅に枝豆の粒感を残した甘さ控えめなずんだ餡を合わせ、風味豊かに仕上げた。販売当日に道の駅内の調理室で手作業で作っている。2層式のカップで食べる直前に餡(あん)を載せる。

 トマト関連商品は4日売り出した。ソースはハーブやスパイスを加え、パスタや煮込みハンバーグなどの料理に合わせやすいよう、味のバランスにこだわった。マフィンにはトマトの果肉をちりばめ、フルーツのように味わえるという。いずれもトマトの持つ甘さを生かした味わいで、坂井駅長は「家族みんなで楽しんでほしい」とアピールしている。

 ずんだ餅は3個入り530円で土日祝日のみ販売、トマトソースは大(320グラム)600円、小(224グラム)420円、マフィンは3個入り195円。

 近く発売予定のサブレは1枚150円。安田地区の牛乳を使い、ミルクと枝豆のハーモニーを楽しめる。

 問い合わせは道の駅、0250(25)7011。

詳細情報

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道の駅あがの|新潟県阿賀野市の国道49号沿いの道の駅 https://agano.co.jp/
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