写真展「自然の神秘 絵のような世界 蜃気楼(しんきろう)」が魚津埋没林博物館で開かれ、バラエティーに富んだ蜃気楼を捉えた作品が並んでいる。4月29日まで。
プロカメラマンの大野隆雄さん(名古屋)が出品した。岐阜県の「モネの池」を題材に「絵のような世界」と題した写真を手がけてきた大野さんは、同じように幻想的な蜃気楼に魅せられ、5年前から魚津に通い撮影してきた。
会場には厳選した15点を展示。野球場の照明が変形した「蜃気楼ナイター」や山並みが縦に伸びた「バーコード連峰」など、タイトルもユニークな作品が並ぶ。さまざまに変化した新湊大橋の写真をそろえたコーナーもある。
作品の横には通常時の景色の写真を添え、蜃気楼による変化を分かりやすく伝えている。観覧無料。