諏訪市豊田の「ザゼンソウの里公園」で、赤紫色の苞(ほう)を広げたザゼンソウが姿を現している。同園を管理する地元有志の「矢ノ沢同好会」によると、今年は積雪が少なく、例年より5日ほど早く姿が見られたという。
同会は、見頃に合わせて4月1日午前9時から、地元関係者などと開園式を行う予定。当日は山野草や上野大根の販売もする。
同会はザゼンソウを食害から守ろうと、園内に設置した風力発電を利用して夜間に照明をつけ、動物を寄せ付けない対策も取っている。会長の宮下和昭さん(77)は「木道や遊歩道の整備も終わり、歩きやすくなったので、ぜひ楽しみに来てほしい」と話した。