金子みすゞ直筆の詩のパネルなど貴重な品々が並ぶ会場=西田美術館

金子みすゞ直筆の詩のパネルなど貴重な品々が並ぶ会場=西田美術館

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金子みすゞの遺品や直筆詩180点 上市・西田美術館で生誕120年企画展

北日本新聞(2023年3月26日)

 童謡詩人金子みすゞの生誕120年を記念した企画展が3月25日、上市町郷柿沢の西田美術館で始まった。みすゞの直筆資料や遺品など約180点が並び、来場者がみずみずしい世界観を味わった。5月14日まで。

 上市町新町制70周年と西田美術館開館30年を記念し、町と同館が北陸で初めて開いた。

 展示は8章構成で、みすゞの生涯や26歳で亡くなった後の国内外への作品の広がりを紹介。計512編の作品が書かれた3冊の遺稿手帳のレプリカをはじめ、「私と小鳥と鈴と」「こだまでしょうか」といった名作の直筆を拡大したパネルが並んでいる。

 この他、一人娘ふさえの片言のおしゃべりを書き留めた「南京玉(なんきんだま)」と題した手帳の実物や、詩を題材にした絵本の原画、復元された着物などみすゞにまつわる貴重な品々を展示。多くのファンがじっくりと見入っていた。北日本新聞社共催。

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