福井県都に春の訪れを告げる「ふくい桜まつり」が3月25日、福井市中心市街地一帯で開幕した。日本さくら名所100選の足羽川堤防の桜並木は多くの花が開き、間もなく満開。河川敷は春を待ちわびた花見客でにぎわった。
幸橋-九十九橋の左岸河川敷には4月9日までのまつり期間中、キッチンカー19台が出店。えんじ色の陣幕が飾られた桟敷席「桜床」も設けられた。多くの家族連れが堤防に腰掛け、桜を眺めながら飲食を楽しんだ。家族で訪れた市内の30代男性は「見頃までもう少しだけど、来週末は天気が悪そうなので来た。娘も喜んでくれている」と笑みをこぼした。
足羽川桜並木の約1・8キロ区間や足羽山のぼんぼり、愛宕坂のあんどんなど各地のライトアップも一斉に始まり、県都の夜が幻想的に照らされた。点灯は午後6~10時。
4月1、2日には、市中央公園で食や体験が楽しめるイベント「ふくい桜城下町」が開かれるほか、足羽川では8人乗りゴム製カヌー「桜舟」が運行する。詳細は市観光公式サイト「福いろ」。