花の地上絵、空から"散歩"を-。富山県砺波市で22日に開幕する「2023となみチューリップフェア」の会場上空をヘリコプターで遊覧する「チューリップフライト」が、会期中の5月2~5日に行われる。フェアと連携した企画で、会場周辺に加え、市街地などを飛行するコースを設定。今月1日から専用サイトで予約の受け付けを始めた。
砺波市庄中のヘリコプター離着陸場「Heli Pad Tonami(ヘリパッドトナミ)」を所有する石村忠美(ただよし)さん(48)が市にチューリップフェアとの連携企画として提案した。
石村さんが社長を務めるデザイン事務所「HIYOSHI DESIGN」が、ヘリパッドトナミを拠点にヘリなどの会員制チャーターサービスを展開しており、今回はこのサービスで使用している機体で飛行する。運航は提携会社「AirX(エアーエックス)」(東京)が行う。同社の専用サイトで予約できる。
フライトコースはヘリパッドトナミを発着点に、フェア会場を旋回する5分のコースや、会場に加えて砺波市街地を遊覧する7分のコースなど計6コースを用意。料金は1人9500円~2万2500円。フェア入場券があれば2割引きとなる。1回の定員は3人で、1日40~50回の飛行を予定している。
石村さんは「1人でも多くの人に空の遊覧を体験してもらい、上空からフェアを楽しんでほしい」と話している。