春の花材を生かした大作を堪能する来場者=金沢エムザ8階催事場

春の花材を生かした大作を堪能する来場者=金沢エムザ8階催事場

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10流派、春生ける 石川県いけばな連盟展開幕

北國新聞(2023年4月1日)

 石川県いけばな連盟の第55回県いけばな展(北國新聞社など後援)は31日、金沢市の金沢エムザ8階催事場で2年ぶりに開幕し、10流派の華道家が春を生けた秀作を披露した。

 池坊、小原流、御室流、花芸安達流、小堀遠州流、古流、嵯峨御流、草月流、未生流、龍生派の華道家が大作、中作、ボックス、レリーフの200点を前後期に分けて出品する。

 雷が落ちたというシラカシに、濃いピンクの陽光桜やツバキの葉を合わせ、エネルギーに満ちた華やかさを表現した大作や、タレクワを切って動きを出し、シンビジウムなどを寄せた上品な作品が目を引いた。

 来場者は県産のエアリーフローラ、コデマリ、庭で長年丹精したシュンランなどを使った生け花から、春の息吹を感じ取った。

 開場式では市村理優副会長があいさつした。前期は1日まで、後期は2、3日に開かれる。

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