国内最大級の300品種300万本が会場を彩る花の祭典「2023となみチューリップフェア」が22日、砺波市花園町の砺波チューリップ公園を主会場に開幕した。今年は3、4月の暖かさで開花が早まり、既に会場全体の花が咲きそろったとして「満開宣言」が出た。初日に宣言が出るのは初めて。この日は3万6千人が訪れ、見頃を迎えた色とりどりの花を楽しんだ。5月5日まで。
フェア運営本部によると、今年は例年に比べて1週間から10日ほど開花が早まった。開幕前の20日が25度を超える夏日となり、一気に花が開いた。例年は4月末に満開を迎える。
今年のテーマは「チューリップが奏でる 色彩のシンフォニー(交響曲)」。大花壇や円形花壇ではテーマにちなんだ花の地上絵を楽しめる。「花の大谷」や水上花壇も人気を集めた。
フェア推進協会長の米原嘉孝砺波商工会議所会頭が開会を宣言し、夏野修市長があいさつ。同市太田認定こども園の園児が童謡「チューリップ」を歌って開幕を祝った。北日本新聞社後援。