国内外で活躍する新潟県上越市のテディベア作家・吉川照美さん（６２）経営の雑貨店「ＲＯＳＥ　ＢＥＡＲ（ローズベアー）」（大町４）の姉妹店が、妙高サンシャインランド（同市中郷区江口）にオープンした。メルヘンでかわいらしい食器や文具などの雑貨のほか、国内のテディベア作家の作品も販売。吉川さんは「若い人や家族連れなど幅広い人が楽しめる店にした」とアピールしている。

　吉川さんは皇后さまや長女愛子さまに作品を贈呈し、フランス・パリのルーブル美術館にある装飾美術館に作品が展示されるなど世界的に活躍する。サンシャインランド側から「これまでと違った客層にもアピールしたい」と出店依頼があった。吉川さんは「元々夢のある場所で何かをやりたいと思っていた」と快諾。テディベア業界で専門店が遊園地内に出店するのは初めてという。

　姉妹店は、妙高サンシャインランドの売店の一角にある。店内は淡いピンクや水色を基調とし、吉川さんらテディベア作家による作品のほか、子どものかばんなど幅広い年代を対象とした商品をそろえる。犬専用のグッズもあり、愛犬の撮影スペースも用意した。

　吉川さんは今年で作家生活３５年。「節目の年に新たな店をオープンできた。地元が盛り上がるために他で見ないことをやっていきたい」と意気込んでいる。

　当面は土日を中心に営業し、今後は園内で猫や犬にまつわるイベントの開催も検討している。来店にはサンシャインランドの入場料がかかる。店舗の情報はホームページで確認できる。問い合わせは妙高サンシャインランド、０２５５（７４）２４２１。