下伊那郡豊丘村神稲(くましろ)の「豊丘アイリス園」でアイリスが見頃を迎えている。長野地方気象台によると、11日の県内は高気圧に覆われ、飯田で最高気温23・3度まで上昇。残雪の中央アルプスと共演するように色とりどりの花が青空に映えた。
園主の田戸ヒデ子さん(75)が自宅隣の敷地を整備して2003年に開園し丸20年。30アールほどの園内に約200種5千株のアイリスの他、シャクヤクやアヤメ、バラも咲き競う。例年より1週間ほど見頃が早いといい、田戸さん「今年は陽気が良く、たくさん咲いてくれてうれしい」と喜ぶ。
開園20年の節目を記念し、ポピーやオルレアの種を4千袋用意して来園者に無料で配っている。6月初旬頃まで、午前8時~午後5時に開いている。高校生以上は入園料300円。