国内最大規模の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」の信州飯田ステージ(25日)を前に、実行委員会は15日、同ステージを制した選手に贈る優勝杯や副賞などを飯田市役所でお披露目した。優勝杯は同市山本の陶芸家北沢瑞樹さん(43)が制作。地元の伝統品を使った賞状や王冠も用意し、選手たちに飯田の魅力をPRして盛り上げる。
優勝杯は陶器製で直径30センチ、高さ12センチ。アケビやヤマブドウ、イノシシ、イトトンボなど四季折々の里山の風景を絵付けした。北沢さんは「優勝した選手が飯田を思い出してくれるようなカップになればと思って作った」と話す。
新人賞や山岳賞などの受賞者5人には、会場となる同市下久堅で生産される「ひさかた和紙」で作った賞状や、飯田水引で作った王冠、地元の喜久水酒造の酒も贈る。
会場では大会オリジナルの商品も販売する。菓子店「はと錦」(飯田市)は、大鹿村の山塩を使用した一口サイズのようかんを製造し、1個税込み200円で売り出す。大会本部では応援用のオリジナルタオル(税込み千円)も購入できる。