移住先の古民家で「ゲストハウスきち」を再オープンする浅川さん夫婦=七尾市中島町古江

移住先の古民家で「ゲストハウスきち」を再オープンする浅川さん夫婦=七尾市中島町古江

石川県 和倉・七尾・羽咋・かほく アウトドア・レジャー

七尾・中島の古民家、ライダー向け宿に  SSTR初日の20日開業

北國新聞(2023年5月19日)

 ●移住者夫婦がオープン

  バイクが趣味の30代移住者夫婦が20日、七尾市中島町古江の古民家でライダー向けの宿「ゲストハウスきち」をオープンする。開業日は全国のライダーが千里浜なぎさドライブウェイに集うバイクイベント「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー(SSTR)」(北國新聞社後援)の初日に合わせた。能登の自然に魅了された2人は「地元の人と旅人をつなぎ『吉(きち)』が訪れる場所にしたい」と意気込んでいる。

 2人は広島県廿日市市出身の浅川まゆみさん(39)と、東京都三鷹市出身で農業を営む夫の英輔さん(39)。

 まゆみさんは元々、廿日市市で宿「きち」を経営しており、宿泊客として英輔さんと出会った。英輔さんが農業を始めるため、2020年に中島町に移住。昨年7月に結婚し、まゆみさんも中島町に居を移した。

 2人で暮らす古民家は、昭和30年代に建てられた木造2階建て。広い土間があり、かつては豆腐店、酒やたばこを扱う商店に使われていたという。2人はSSTRの開催を知り、この建物で「きち」を再オープンすることに。部屋にはなるべく手を加えずに趣を残した。

 個室利用で6人程度まで宿泊でき、当面は素泊まりのみの設定だが、将来的に英輔さんが育てた野菜を使って料理を出す計画だ。

 まゆみさんは「秘密基地のようなワクワクする宿を目指す」、英輔さんは「能登はツーリングに最適。能登巡りの拠点にしてほしい」と話した。

えきねっと びゅう国内ツアー

和倉・七尾・羽咋・かほく ニュース

和倉・七尾・羽咋・かほく
イベント

和倉・七尾・羽咋・かほく
スポット