伝統の「さばすし」の漬け込みが28日、南砺市の城端別院善徳寺で行われた。7月22~28日に同寺である虫干法会(むしぼしほうえ)で販売される。
担当する城端魚商組合の5人は、四斗たると一斗たるの計5個の中に、三枚におろしたサバ600匹分とコメ、塩、サンショウを重ねた。重しの石を載せて約1カ月半かけて発酵させる。
50年以上携わる南勝組合長(80)=同市城端(西上)=は「こうじを使わない方法で塩加減が難しい。多くの参拝者に味わってほしい」と話した。さばすしは参拝者の昼食「お斉」(600円)に入れる。