福井県あわら市の北潟湖畔花菖蒲(はなしょうぶ)園で「第36回あわら北潟湖畔花菖蒲まつり」(福井新聞社後援)が6月10日開幕する。約300種20万本のハナショウブは現在5~6分咲きながら、紫や薄紫、黄色などの群生が来場者の目を楽しませている。
6日は曇天だったが、風に揺られる花を観賞したり、写真に収めたりする家族連れらが足を運んでいた。福井市内から夫婦で訪れた70代の女性は「(咲いてる花が)まだちょっと少なかったけど、とてもきれいに咲いている」と話した。
まつりは北潟湖畔の歳時記とも言える恒例行事で、18日までの期間中に見頃を迎える。会場ではハナショウブを1株500円で購入できるほか、地元産のメロンやスイカ、越前そばが堪能できる名産市も開かれる。湖を15分で周遊するボートの湖上遊覧やカヌー体験もある。
10、11日のステージイベントでは、金龍太鼓の演奏会やハナショウブの育て方教室、マジックショーなどが開かれる。入場無料。問い合わせは市観光振興課内の同祭実行委=電話0776(73)8029。