13日から富山県氷見市の氷見市芸術文化館で開かれる「わけあって絶滅しました。展」のオープニングセレモニーが12日、同館で行われた。市内の小学生向け内覧会もあり、児童は巨大生物や恐竜などの標本や化石、パネル展示を通して絶滅してしまった理由を楽しく学んだ。北日本新聞創刊140周年記念事業。8月21日まで。
子どもたちに人気の図鑑「わけあって絶滅しました。」シリーズを基に構成し、北陸では初開催となる。
環境の変化や人間の手によって絶滅したり絶滅の恐れがあったりする生物計70種を紹介し、骨格標本や化石、模型など202点を展示した。ステラーカイギュウの全身骨格標本をはじめ、ティラノサウルスの頭骨(レプリカ)やコロンビアマンモスの頭骨標本(同)などが並ぶ。ホッキョクグマを救う仮想空間ゲームや化石掘り体験もある。
オープニングセレモニーで篠田伸二氷見市副市長、蒲地北日本新聞社長らがあいさつ。図鑑を監修した動物学者の今泉忠明さん、図鑑著者の丸山貴史さんを加え、テープカットした。
氷見市文化振興財団、市、市教育委員会、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。