14日に白山市松任文化会館ピーノで開かれる「白山国際太鼓エクスタジア2024」(北國新聞社後援)を前に13日、会場でリハーサルが行われた。地震の復興を願って再結成された合同チーム「能登・豊年祭太鼓」をはじめ、県内外の出演者が本番さながらに気迫のこもった音を響かせ、集中力を高めた。
能登・豊年祭太鼓は七尾市と志賀町で活動する7団体の精鋭21人が集まり、昨年の国民文化祭以来となるステージに立つ。地震後、合同練習の時間は思うように確保できなかったが、国文祭に向けて1年間、息を合わせた成果を基に13日は躍動的な演奏を披露した。
メンバーは各団体の太鼓を代わる代わる打ったり、ほら貝を響かせたりして、モットーにする笑顔での発表を心掛けた。香島津太鼓(七尾市)の葛原伸二会長(61)は「能登の祭りをイメージして一打一打に魂を込める」と意気込んだ。
県外勢では高知県の3チームが結集した土佐よさこい太鼓「響」が初登場。出演者は夏のよさこい祭りに負けない熱量で最終調整に汗を流し、甲藤由美香さん(29)は「四国から能登を思う気持ちを太鼓で表現したい」と話した。
公演には焱(ほのお)太鼓や太鼓芸能集団鼓童&三宅島芸能同志会など多彩なチームが出演する。午後1時半開演で、当日券などの問い合わせは事務局=076(277)1721=まで。