七尾市山王町の大地主(おおとこぬし)神社の夏祭り「七尾祇園祭(ぎおんまつり)」は13日夜、神社周辺で営まれ、若衆の「サッカサイ」の掛け声が港町を熱気に包んだ。地震の復興支援に訪れた県外の自治体関係者も担ぎ手として加わった。
地震や人手不足の影響で奉燈を運行したのは11町会のうち8町会。湊町1丁目に設けられた仮宮前で各町の奉燈が乱舞した後、連なって大地主神社に入った。
京都市職員の小林正利さん(48)は山王町に参加し「今も傷跡が残るが七尾の元気を感じた」と話した。湊町2丁目西部は初めて各町会から担ぎ手を募った。