住民に担ぎ上げられ、練り歩くキリコ=能登町真脇

住民に担ぎ上げられ、練り歩くキリコ=能登町真脇

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キリコ4基繰り出す 能登町・真脇奉燈祭、復興祈願

北國新聞(2024年7月15日)

 能登町真脇の高倉神社の例大祭「真脇奉燈祭(ほうとうまつり)」は13日、神社で宵祭りが営まれた。地震の影響でキリコの巡行は全9町内中、4町内にとどまったが、港町の男女は美人画が描かれた華やかなキリコを担ぎ上げ、震災からの復興を願った。

 コロナ禍前の2019年までは神輿(みこし)と8基のキリコが練り歩いていたが、3年間の中止を挟み、昨年は6基が繰り出した。今年は中町、元町、寺町、浜町の4町内が「こんな時だからこそ復興を祈願したい」と参加した。

 巡行は土砂崩れの影響で神社から集落西端までの約300メートルの往復に限った。住民は太鼓や鉦(かね)、笛を響かせながら「イヤサカヤッサイ」「よいとしょー」の掛け声に合わせて担いだ。

 真脇区長で祭礼委員長の河﨑重宏さん(69)は「祭りは人を集め、地域を活気づける力がある。無事に巡行を行うことができてよかった」と話した。

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