奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)で、のと鉄道旧上戸駅(珠洲市上戸町寺社)に設置された常設アート作品「うつしみ」の夜間点灯が、市制記念日の15日に再開される。能登半島地震の影響を免れ、異常がなかったことから、復興の象徴として市民や珠洲を訪れる人に楽しんでもらう。
「うつしみ」は、インドの美術家集団「ラックス・メディア・コレクティブ」の作品で、旧上戸駅の駅舎の上に奥行き4・7メートル、幅5・8メートル、高さ7・3メートルの骨組みが載っている。2017年の初開催時に設営されて以降、夜間点灯が続いていた。宵闇の水田の中で青白い光を放ち、幹線道路から見ることができる。
珠洲市内で常設展示されている23作品のうち、「うつしみ」など4作品は地震の被害がほとんどなかった。