福井県の福井市美術館で開かれている「深堀隆介展～水面のゆらぎの中へ～」の関連イベントとして、絵本の読み聞かせ会が７月１３日、同館で開かれた。深堀さんの金魚をモチーフにした創作にちなみ、金魚にまつわる２編を披露した。

　午前と午後の部に計約８０人が参加した。フリーアナウンサーの井上愛梨さんが、絵本の描写に合わせ、祭りばやしや動物の鳴き声を入れるなど臨場感たっぷりの演出で物語の世界に引き込んだ。少年が金魚すくいの特訓をする場面では、観客にポイを配り、金魚をすくうまねをしてもらった。

　１歳の息子らと訪れた女性は「効果音付きの読み聞かせが新鮮で面白かった。子どもも音で楽しめたと思う」と話した。深堀隆介展は２８日まで。