奈良出身のお笑いコンビ笑い飯(哲夫さん、西田幸治さん)の「楽しい仏教美術トークショー」は15日、金沢市の石川県立図書館で行われ、「仏教マニア」を自称する哲夫さんと相方の西田さんが爆笑ネタと仏教美術の魅力を届けた。
同市の県立美術館で開催中の奈良国立博物館展「まるごと奈良博」の関連イベントで、2人はラーメン店や童話など定番のネタを披露。漫才に続き、奈良博名誉サポーターを務める哲夫さんが仏教講座を開いた。
哲夫さんは「如来(にょらい)」「菩薩(ぼさつ)」「明王(みょうおう)」「天(てん)」の四つに分かれる仏像の違いを「煩悩がどれだけ残っているかだ」と指摘。「子どもにかん腸をされていると思って仏像の表情を見ると、煩悩がない菩薩は全く気にしてないが、天は煩悩が少し残っているので怒っている」と語り、笑いを誘った。
笑い飯のトークショーは、8月11日に県立美術館でも行われる。往復はがきで応募のあった中から抽選で200人程度を選ぶ。はがきは19日必着。参加は無料で、奈良博展のチケットの提示が必要となる。