ステージ上の演奏に合わせて盛り上がる観客たち

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長野県 伊那路

飯田市で焼き肉と音楽の祭典が開幕 焼きたて頬張り、ロックに身を委ねる 21日まで

信濃毎日新聞(2024年7月21日)

 音楽と焼き肉を一緒に楽しむ飯田の夏の祭典「焼来肉(やきにく)ロックフェス」が20日、飯田市上郷黒田の野底山森林公園で、2日間の日程で始まった。飯田の焼き肉文化を発信して地域活性化を図る狙いで、今年で10年目を迎えた。地元ゆかりのアーティストらの音楽と焼き肉の香りが、木々に囲まれた公園に広がった。

 飯田下伊那地域の企業や個人でつくる実行委員会の主催。昨年より1カ所多い4ステージを設け、2日間で計36組が出演する。初日は、同地域出身の2人によるロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」や、飯田市出身の演歌歌手小沢あきこさんら18組が、演奏やパフォーマンスを披露した。

 会場内の飲食エリアには、肉と鉄板、ガスこんろをセットで貸し出す「手ぶら焼き肉」コーナーを設置。仲間同士や家族連れが、ステージから響く音楽を聴きながら、焼きたての肉を頬張った。友人らと訪れたフリーターの松沢李穂さん(31)=飯田市=は「地域に人が集まって活気が生まれるのがうれしい」と笑みがこぼれた。

 実行委によると、2日間で約4700人が訪れる見込み。21日は会場で当日券を販売する。

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