須坂市中心部で21日、須坂祇園祭が5日間の日程で始まり、初日は芝宮墨坂神社のみこしと人形などが先端に飾られた笠鉾(かさぼこ)11基の練り歩きがあった=写真。同神社を発着点にした約7・5キロを氏子らが歩き、地域の平穏などを祈願した。
笠鉾は市有形民俗文化財に指定され、神社一帯の各町が所有。きらびやかな笠鉾の列や、汗でびっしょりになりながらみこしをかつぐ若者らに住民らが手を振った。
沿道で見守った地元の小林由美子さん(70)は「中心市街地は若い人が減り、昔よりさみしくなったけれど、きょうはにぎやか。これからも続けてもらいたい」。