白山手取川世界ジオパークの自然と景観を楽しみながら自転車で駆けるイベント「GEORIDE HAKUSAN(ジオライド・ハクサン)」(同実行委主催、北國新聞社後援)が11月2日、白山市内で初開催される。110キロのロング、45キロのハーフの2コースを設ける。市制20周年事業の一環で、多くの市民ライダーがジオの名所を気軽に巡る大会を目指す。
実行委メンバーが22日、市役所に田村敏和市長を訪ね、大会概要を説明した。市全域が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオ認定を受けたことを追い風に、競技会ではなく、子どもから高齢者までサイクリングの初心者でも参加できる大会とする。450人の参加者を募集し、参加費の一部は能登半島地震の支援金に充てる。
初回のゲストとしてサイクリストで知られ、北國新聞でエッセーを連載中のエッセイスト・俳優の一青(ひとと)妙(たえ)さんを迎える。台湾の愛好者も招く計画で、来年以降の相互交流につなげる。
竹島大作実行委員長は「世界ジオパークの魅力が詰まった一帯を誰でも自転車で満喫できる大会に育てたい」と話した。