信濃町古海の田んぼで28日、地面を蹴って進む幼児用二輪車「ストライダー」を使って楽しむ「どろん子フェス」が開かれた。首都圏などから2~6歳の子どもと保護者ら200人近くが参加。田んぼに板を敷いて設けたコースを進むレースなどがあり、泥まみれになりながら信州の自然を満喫した。
夏休みに合わせて毎年、ストライダーの国内販売代理店が町内で同フェスを企画している。廃校になった古海小学校近くの田んぼを借り、年齢別にレースを開催。コースは長さ20メートルほど、板は幅20センチほどで、保護者が見守る中、子どもたちは転倒して泣いたり、一心不乱に駆け抜けたりしていた。
田んぼではレースだけでなく、大玉転がしや綱引きも行われた。都内から家族で訪れた年長児の川戸晴矢ちゃん(6)は「田んぼの感触が気持ち良い」と喜んでいた。