長野市立博物館は、市内で発掘されたゾウの化石を集めた企画展「よみがえる!長野のゾウたち」を開いている。約300万~400万年前に生息していた「ミエゾウ」の下顎の化石など約50点を展示している。9月23日まで。
市内ではミエゾウの他、約500万年前に生息していた「シンシュウゾウ」、3万~34万年前に生息した「ナウマンゾウ」の化石が発掘されている。企画展では、これらの化石を発掘時の写真を添えて展示。国内で発掘されたアジアゾウの頭蓋骨なども並べた。
担当学芸員の田村遼(はるか)さん(25)は「県内では(信濃町の)野尻湖が有名だが、長野市にもゾウがいたことを知ってほしい」と話している。
入館料は一般500円、高校生150円、小中学生100円。祝休日を除く月曜と祝日の翌日は休館。