暑さが厳しい今夏、避暑地で知られる上田市菅平高原の唐沢の滝が人気だ。盆休み最終日の18日も、涼を求めて訪れる子ども連れの観光客らが絶えなかった。
滝は落差15メートル、幅10メートル。市真田地域自治センター産業観光課によると、水は高原北東の根子岳(2207メートル)の西斜面から流れている。時折涼やかな風が吹くと、霧状の冷たいしぶきが飛散し、あたりは白くかすんだ。
菅平の18日の最高気温は27・1度。上田市街地より8度以上低かったが、日差しはきつかった。松本市殿野入から訪れた藤井春陽(はる)ちゃん(6)は祖父母らと記念撮影。初めてという滝のうなりに「涼しいけど音が怖い」と驚いていた。