塩尻市内の観光農園で、ブドウ狩りのシーズンが始まった。同市宗賀の「いわだれ農園」では21日、観光客がたわわに実ったブドウの収穫を楽しんだり、直売所で購入したりしていた。
同農園では現在、わせ種のポートランドを収穫できる。茅野市の別荘に滞在中の河本潤子さん(68)=大阪市=は夫と訪れ「ブドウが実る光景や、降ってくるような香りがいい。この時季を待っていました」。園主の岩垂新一さん(78)は、今年は遅霜や長雨の影響がなく生育は順調といい「大勢のお客さんに楽しんでもらいたい」と期待した。
塩尻市や市観光果実直売組合などでつくる実行委員会は、10月中旬までのブドウ狩りシーズンを「信州塩尻ぶどうまつり2024」と銘打ちPR。同組合に加盟する11農園を案内している。問い合わせは市観光センター(電話0263・88・8722)へ。