上田市は25日、美ケ原高原でウオーキングをしつつ、フォトスポットで恐竜ティラノサウルスの着ぐるみ姿で写真撮影を楽しむイベント「美ケ原高原 DE 天空ティラさんぽ」を初めて開いた。参加者の健康増進を後押しし、松本市のイメージが強い同高原が上田市にもまたがっていることをアピールする狙い。曇り空に時折日が差す中、市内外の17人が恐竜になりきってポーズを決めていた。
高原に到着した参加者らはティラノサウルスに「変身」し、ラジオ体操で準備運動。その後、着ぐるみを腰に巻くなどして約3キロの遊歩道のコースを歩いた。途中の牛伏山(1990メートル)の山頂付近や美しの塔では着ぐるみ姿で写真撮影。跳びはねたり頭突きし合ったりお気に入りのポーズで楽しんでいた。
母、兄と参加した私立大日向小学校(佐久穂町)4年の佐川諒陽(あさひ)さん(9)は「(他の参加者が着ぐるみを着て)歩いている姿がかわいい」と笑顔。母の寛恵さん(44)も「ちょうどいい気温。たくさん写真が撮れた」と満足そうにスマートフォンの画面を眺めていた。
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