光や音の空間作品と日本画の融合を楽しんでもらう企画展「呼び継ぎ」が開かれている富山県小矢部市のアートハウスおやべで31日、DJのライブイベントが開かれた。来場者が異分野の芸術の斬新なコラボレーションを満喫した。
「呼び継ぎ」は異なる陶器の破片を接ぎ合わせる修理法のこと。企画展は、光や音でつくる空間芸術を専門とする美術作家の藪陽介さん(砺波市)と畠山雅弘さん(小矢部市)のアートユニット「ニュートラルプロダクション」と、日本画家の平井千香子さん(上市町)がタッグを組んだ。
この日は県内で活動するDJアライグマさんが加わり、オオカミと枯山水が描かれたふすまの展示スペースでライブを繰り広げた。
平井さんが惑星や魚などの絵を即興で描く様子を映像で流し、アライグマさんがさまざまな音を奏でた。ニュートラルプロダクションの2人は音に反応して形を変える光の演出を披露した。
企画展はアートハウスおやべが開き、23日まで。水曜休館。北日本新聞社後援。